La Finestra nuova Vol.14
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 富山と聞いて思い浮かべるのは、立山連峰や黒部峡谷の美しい自然、歴史的な建造物? もちろんそれらも魅力的ですが、今注目したいのは新しい動き。アートやデザイン関連のスポットが続々とオープンしているのです。 話題の中心は、2017年8月に移転新築し、全面開館した富山県美術館。もともとピカソ、ミロ、シャガール、ウォーホルなど国内屈指の現代美術コレクションを誇っていましたが、今回の全面開館で体験型の仕掛けを強化。より多くの人がアートとデザインを身近に楽しめるように生まれ変わりました。 富山県美術館に先駆けて2015年にオープンしたのが、富山市ガラス美術館などが入館する「TOYAMAキラリ」。隈研吾設計による外観も内観も特徴的な建築は要チェックです。さらに今年は、日本家屋を活用したインテリアショップ「Kartell 富山」や体育館をリノベーションして生まれたウエルネス施設「TOYAMA TOWN TREKKING SITE」もオープン。今後さらに発展しそうなデザインの街、富山をぜひ体感してみて。デザイン好きならぜひチェックしたい注目の施設が今、富山に続々とオープン。新しい富山を体験しにいきませんか?今、富山がアツい!Next Issue Vol.15は2018年2月下旬発行の予定です和室だってお洒落に使いたい和室アップデート計画一家に一室はある和室の扱いに困っている人必見! 畳・障子・押入れなど和室の要素を生かしつつモダンな部屋に生まれ変わらせたり、レトロな雰囲気を強調してリラックス空間にしたり。さまざまな和室のアップデート術を紹介します。※編集内容は変更になる場合があります。富山市民の憩いの場、富岩運河環水公園に移転した富山県美術館。目玉の一つが、デザイナー佐藤卓が遊具をデザインした屋上庭園「オノマトペの屋上」。“あれあれ”“ぐるぐる”などを表現したたくさんの遊具が、子どもたちの創造力を刺激します。富山市木場町3-20 ☎076-431-2711 ©富山県美術館フィリップ・スタルクなどの作品で知られるイタリアのインテリアメーカー、カルテルのオフィシャルショップ「Kartell 富山」が今年7月にオープン。スタイリッシュな家具と日本家屋の空間の調和が見事です。富山市東岩瀬町 336☎076-464-6642© STUDIO DUCK Shoichi Uchiyama富山市総合体育館の一部をリノベーションして生まれたライフスタイル拠点「TOYAMA TOWN TREKKING SITE」。ウォーキングやランニングの指導体験や食育に関するイベントを多数開催。お洒落なカフェも併設。洗練されたインテリアに注目です。富山市湊入船町12-1 富山市総合体育館内 ☎076-482-3377富山市ガラス美術館や図書館などが入館する、隈研吾設計の複合施設「TOYAMAキラリ」。内部は富山県産材の羽板を活用した、開放的な空間が特徴です。御影石やガラス、アルミなどを使い立山連峰を表現したという外観もぜひチェックを。富山市西町5-1 ☎076-461-3100(富山市ガラス美術館) ©富山市観光協会新旧織り交ぜた富山発デザイン企画・発行 トーソー株式会社 トーソー出版編集・制作 株式会社デュウAD・デザイン 草薙伸行・蛭田典子(Planet Plan Design Works)印刷・製本 図書印刷株式会社La Finestra nuova Vol.142017年10月26日発行 www.finestra.jp

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