La Finestra nuova Vol.18
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1 展示は年に3回テーマを変えて入れ替わります。取材時は「キリム―アフガニスタンの普段使いの敷物」。敷物以外にもかの国の各地の部族の人々が実際に着用した服や塩を運ぶための袋など、生活に根ざしたテキスタイルが並びます。 2 貴重な塩を入れる袋(写真右上)にはフリンジの豪華な装飾が。 3 入り口には近隣のミュージアム情報も。 4 手に入る染料の関係で、赤系や茶系が多いのがアフガニスタンの織物の特徴。赤色は茜の根で染めています。撮影:安達紗希子(CROSSOVER)テキスタイルに造詣の深い岩立広子さんが、インドを中心に中東や中央アジア、中南米などで収集した染織品を展示。規模は小さいながら、展示品の美しさ、価値の高さはほかに類を見ません。自然と密接に暮らす人々が手で染め織り上げた、味わい豊かな品々に出会えます。現地での使われ方やデザインの由来など、詳しい解説が聴けるのも嬉しいポイント。インテリアで大切な要素である、審美面と機能面の両方を考えるきっかけになるはず。岩立フォークテキスタイルミュージアム暮らしに根ざし、大地の力を伝える手仕事のテキスタイル東京都目黒区自由が丘1-25-13 岩立ビル3F☎ 03-3718-2461開 10:00~17:00休 日~水曜、ほか展示入替期間料 一般500円、高大生300円、中学生以下無料http://www.iwatate-hiroko.com/東京都目黒区342113

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