La Finestra Vol.23
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10砂漠に覆われたイスラムの国で育まれた、緻密な柄の数々。エキゾチックなムードをインテリアにプラスしてくれます。砂漠の国からやってきた柄のオアシスに夢中ウズベキスタンを代表する民芸品、スザニ刺繍。布一杯の柄は地域によって異なりますが、植物や火、鳥、宇宙を表す柄が代表的。赤を中心に青、黄など鮮やかな色使いが目を引きます。壁や窓に掛けたりテーブルクロスやベッドカバーにしたり、使いみちはいろいろ。大判のスザニ19,800円、クッションカバー各3,800円スザニ刺繍と並び人々に親しまれているのが、アトラス、アドラスと呼ばれるイカット(絣)柄の色鮮やかなテキスタイル。アトラスは100%シルク、アドラスはシルクとコットンの混紡生地。もとは衣装用でしたが現在はインテリアにも多く使われています。アクセント使いにおすすめ。アドラス生地のバッグ5,800円大胆に壁掛けしたい主役級の伝統刺繍生地カラフルなイカット柄生地はアクセント使いに最適空間に奥行きを与える 繊細なモチーフたち 中央アジア内陸、シルクロードの中継点として栄えたイスラム教の国、ウズベキスタン。国土の多くは荒涼とした砂漠と険しい山々に覆われています。だからこそ、そこに暮らす人々には家の中を色や柄で美しく飾る習慣が根付いているようです。「とにかく柄が好きな国民性です。柄に柄を重ねるのは当たり前で、華やかな色も大好き。特に赤系が好まれていますね」 そう話してくれたのは、現地で日本人向けの旅行会社やネットショップを営む盛井佳菜さん。ウズベキスタンの伝統的な民芸品にスザニ刺繍がありますが、これも綿や絹の生地を埋め尽くすように、赤や青、黄色の糸で植物や幾何学の柄が施されています。掲載商品問い合わせ先:Rishta https://www.srprishta.com盛井佳菜さん現地に在住し、日本に向けたウズベキスタン雑貨のネットショップ「Rishta(リシュタ)」を運営。スザニ刺繍、アドラス生地のオリジナルバッグや小物などを豊富に扱う。https://www.srprishta.com教えてくれた人

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