La Finestra Vol.24
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13Vol.24A 水苔(湿った状態のもの) B ヤシ殻チップ(ヤシ殻を砕いたもの) C ビカクシダ(ウィリンキー) D 着生板(蛇じゃ籠かご) E ニッパー F ペンチ G ミシン糸 H 結束バンド2本3の上にビカクシダを乗せ、もう1本の結束バンドで貯水葉の裏の根を水苔ごと板に固定します。結束バンドは2で板の表側に出したバンドの両端とつないで締めます。固定する際、ビカクシダの成長点(写真の○印)に触れずにやや下で締めるように。締めが弱いと板に根付きにくくなるので、しっかりと縛りましょう。締めている間に位置がずれることがあるので、一度締めたらいろんな方向からチェックするとよいでしょう。4ビカクシダを固定する取付場所に表側から結束バンドを差し込み、裏にまわして再び表側に出します。下写真は蛇籠の裏側。水苔をドーナツ型に盛り付けます(上写真)。後で結束バンドできつめに固定するので、ある程度高さを出してOKです。中央の穴部分に、水苔と同じ高さまでヤシ殻チップを盛り付けます(下)。4でつないだ結束バンド(上写真)の余りを表から裏側に通し(左上)、余分な長さをニッパーやハサミでカットします(左下)。成長途中で水苔が痩せてくるので、締め直しができる長さを残しておきます。237結束バンドを差し込む水苔&ベラボンを盛る結束バンドの端処理をする葉を避けながら、余った水苔で貯水葉の下に伸びる根を覆い全体の形をドーム状に整えます。4で固定した結束バンドを隠し、ヤシ殻チップが乾くのを防ぐことにもなります。5水苔で形を整える水苔が落ちないよう、ミシン糸をドームに巻き付けて固定します。ミシン糸のはじめを蛇籠の網に引っ掛けて、ドーム周辺をぐるぐると15回以上巻いていきます。なるべく異なる場所を通るようにしましょう。水やりの際に水苔が水を吸ってドームが膨らむため、きつく巻きすぎないようにします。巻き終わりの糸の端を網に掛けた最初の端と結んで固定完了です。6ミシン糸で縛る着生板(今回は蛇籠を使用)にビカクシダを仮置きし、育ったときのことを想像して取付位置を決めます。今回着生させるウィリンキーという種は貯水葉が上に伸びてくるので、板の上部(写真左側)にスペースを空けて下寄りに設置。1取付位置を決めるBECGHFAD

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