La Finestra Vol.25
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11Vol.25手紡ぎ・草木染め・手織りのじゅうたんをつくるイランのミーリー工房。その日本総代理店となるミーリーコレクションと、オリジナルの製品やアンティーク品などを取り扱う自社のソレマニエ・フィニィ工房を運営。https://miricollection.com/新築、リノベーションを問わず、タイルやブリックなどの内外装建材、バスルームをはじめとする水まわり設備、 建物外構の仕上げ・装飾材など、建築資材の提供から空間提案、工事施工(東京・神奈川のみ)を行う。https://www.bowcs.co.jp/玄関の床は大理石製。「大理石のラグジュアリーな感じが好みではなかったので隠すように敷いています」と沙莉さん。見せる、隠すが簡単にできる点もファブリックの魅力です。キッチンの床にもじゅうたんを使用。沙莉さん曰く「じゅうたんは濡れても大丈夫ですし、水洗いもできる」そう。水回りでも臆せず使ってみて。ソレマニエ・フィニィ夫妻ボウクスて、壁の塗装もじゅうたんもそこからきています。敷き方のコツですか? あまり気にせず自由でいいと思いますけど、挙げるとすれば大きいもののほうが空間が格好よく、広く見える気がします。個人的にはソファからはみ出すくらいのほうが好きです。あと敷き詰める場合は余白を極力残さないことですね」 敷く場所や敷き方を後から簡単に変えられるのがラグ類のいいところ。床材を替えるのは簡単ではありませんが、ファブリック使いなら気軽に床の模様替えが始められそうです。寝室には余白がないほどにじゅうたんを敷き詰めています。こちらの壁はオレンジ。壁の色の参考にした本は、ペイントや壁紙をつくるイギリスのメーカー、FARROW&BALLのもの。お嬢さんの部屋の壁は爽やかなライトグリーンで塗装。腰窓のカーテンにはそのライトグリーンとじゅうたんの色を取り入れたファブリックを使用しています。

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