La Finestra Vol.25
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4マシューズ邸/東京都国立市設計:ニコ設計室Case_1東京都杉並区を拠点に主に戸建住宅を手がける設計事務所。土地の特徴や家族構成をもとに「わが家らしさ」を重視した設計を心がけている。代表の西久保毅人さんが得意とするのは開放感のある家。自身が閉所恐怖症の気があることからだとか。https://www.niko-arch.com/上/1階の寝室。奥様が思い入れのある白樺をそのままインテリアに活用。写真手前に広がる瞑想用のスペースも同様に白樺をあしらっています。下/同じく1階のファミリースペース。寝転んでテレビを見たりくつろいだりできるように畳敷きに。右/奥様から「なるべく広く」という要望があったキッチン。大きく取られた窓の向こうには庭が広がり、料理するのが楽しくなるような快適な空間に。手先が器用な奥様が自らつくったという模型。多くの木に囲まれて自然と共に暮らしたいという要望が見て取れます。ニコ設計室フェイクではない本物が 気持ちを豊かにしてくれる「最初から自然に囲まれた家にしたいという要望がありました。敷地にはマツの木が植わっていて、通常ならそれを取り除いて更地にすることが多いのですが、それも残したいと。自然と共に暮らすことがテーマでした」 そう振り返るのは、東京・国立市でマシューズさんファミリーが暮らす戸建住宅の設計を担当した、ニコ設計室の西久保毅人さん。採光を考慮してリビングは2階に配置し、そこからつながるようにダイニング、キッ

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