La Finestra nuova Vol.3
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8La Finestra nuovaファッションのようにコーディネートを楽しむ「私にとって、インテリアファブリックスのコーディネートはファッションの感覚と同じ。つねにモード感を意識するし、服にアクセサリーを合わせるように、その布が一番素敵に見える組み合わせを考えます」 インテリアショップ「H.P.DECO」に長年勤務し、現在はフリーのコーディネーターとして活躍する丹地良子さん。フランスの作家ものやヴィンテージ家具などを中心に感度の高いアイテムを扱う同店の影響か、丹地さんの部屋もアートな空気に満ちています。「アーティストのハンドメイド作品がすごく好きなんです。既存の型にはまらない、感覚的なものに惹かれます。自分でも布小物をつくったり、D.I.Y.も大好き。ものを選んだり組み合わせたりするのも、あまり失敗を恐れず自由にやっています」 さまざまなアート作品(その中にはファブリックスを使用したものも多数!)や、自作のカーテン、リネン類。ヴィンテージの家具やオブジェ、主張のある照明。どれも一癖あるものばかりなのに、不思議と調和して見えるのは、全体的にトーンを抑えた色使いと絶妙なバランス感覚の成せる技。インテリアはもっと自由に楽しんでいい、そんなメッセージが伝わってきます。もこもことした本物の羊毛がかわいらしい羊のオブジェ。白くペイントされたユーズドの水屋箪笥に、お気に入りの本や小物をディスプレイしている。ベッドリネンを中心に、グレイッシュトーンで落ち着いた雰囲気のベッドルーム。ミラーやチェアのフォルム、差し色のピンクが大人の女性らしさをプラス。

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