La Finestra nuova Vol.5
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7VOL.5 2014 AUTUMNなった。そこからアメリカのメディアやクリエーターがポートランドの生活に注目するようになっていきました。ポートランドにやってくる人々は、これからの暮らし方のヒントを求めているような気がしますね」 リーマン・ショックの影響に加え、2011年の東日本大震災を経験した日本人の中にも、新しいライフスタイルを模索してポートランドを訪れる人が多いそうです。食生活やものづくりに注目が集まるポートランド。その素顔は自然との共存を理想的な形にしたスローライフの先進都市だったのです。街の周辺にブドウ畑が多いポートランドでは、地元のワイナリーでつくられたワインを供するバーも多い。©Jamie Francis(上)“食の理想郷”と呼ばれているポートランドには各地からシェフが集まる。アメリカで有名なVitaly Paleyもこの地に移住し「Imperial」をオープン。©John Valls(中)クラフツマンシップが息づくポートランド。写真は代表的レザーメーカー、「タナー」のキーホルダー。ブーツの「ダナー」やアウトドアの「ペンドルトン」「ポーラー」などもポートランド発のブランド。(下)地元民から旅行者まで人気の「ブードゥー・ドーナツ」。ピンクの内装もドーナツの大きさも驚き。今回お話を伺ったコンテンツディレクターの岡島悦代さん。自由大学でポートランドに関する講義を行う。この夏にはポートランドの街を舞台に2週間にわたってワークショップを実施したそう。

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